平成25年度事業計画
(平成25年4月1日〜平成26年3月31日)
 
概 説
 当振興会は平成25年3月21日に内閣府より「認定書」の交付を受け、同年4月1日に移行登記をし、一般財団法人放送音楽文化振興会と名称を変更する予定である。
 
 平成25年度は、当振興会の設立目的である音楽番組の一層の充実・質的向上を目指しながら、特に平成23年3月に発生した東日本大震災の復興支援を念頭においた事業を実施する。また地方における音楽番組の充実に重点をおき、豊かな文化・生活へと発展していくよう諸事業を推進していく。
 これまでと同様、基本理念のひとつである人材育成に係る事業としての学校放送ネットワーク事業への協力・貢献を継続する。
 その他の事業についても、定款の定めに則り推進していく。
 
事業計画
1.全国学校放送ネットワーク活動の支援
  平成11年度より継続してきた通り、「校内放送」をメディア教育の基盤として捉え、その機能を十分に活用することで情報教育の方法論の確立を目指す。その為に各校が独自に実施している校内放送をネットワークして、教職員レベル/生徒レベルでの意見交換・情報交換を促進し、有効な情報教育環境の早期実現を図る。
 
2.音楽番組制作スタッフ養成アカデミー
  平成19年度より本格スタートさせた放送音楽ソフト制作事業に関する人材の育成を継続する。受講者には現場の仕事に携わりながら音楽番組の制作技術の取得を推進し、将来の放送通信を担う人材を育成していく。
  養成アカデミーの主旨に賛同した講師陣を迎え、受講生は無償にて受講する。同じく主旨に賛同を得たライブハウス・株式会社morph-tokyoでのライブコンサートの収録現場を養成アカデミーの場とし、ライブコンサートや収録に合わせ、アカデミーを実施する。
 
3.東日本大震災復興支援に関するイベントの企画制作及び番組制作
  平成23年に実施した東日本大震災復興支援プロジェクトの経験を踏まえ、更に発展させたイベントとして、会場を日比谷公会堂から東京競馬場に移し「日本を救え!ライブ&マルシェ/東日本大震災こども未来基金・東日本地域放送支援機構応援イベント『夜空の歌(SUPER LIVE & 花火ジャパンプレミアム)』」を企画及び制作する。
   ・支援先 子供たちへの学資支援/全国災害放送機材のソフト整備
   ・その他 被災避難者をイベントに招待
  新しく、1987年8月南阿蘇で開催された野外フェスティバルの映像を劇場化した「BEAT CHILD劇場版」を企画及び制作する。
   ・支援先 東北コミュニティFM協賛金
 
4.音楽番組の企画及び制作
  NHK及びNHKエンタープライズと協力し、ボランティアコンサート等の企画及び制作及び、番組化を行う。
 
5.地域活性ボランティアイベントの企画制作及び関連動員の企画制作
   A)平成21年度から制作してきた、地域活性を目的とした音楽と花火のコラボレーションイベントを今年度も企画、実施する。また地元放送局と連動した音楽番組の制作も企画、実施する。
   1)茨城県との共催(ひたちなか市、水戸市など後援)
   2)宮崎放送との共催(宮崎県、宮崎市など後援)

B)平成24年度より実施している、インターネット(USTREAM、You Tube、ニコニコ動画など)を利用した音楽番組を、地方から日本〜世界へ向けて地元アーティストを紹介する企画・制作を継続実施する。現在、倉敷ケーブルテレビ、FM岡山と共同で、岡山県を発信地とするプロジェクト「Love Ballad Song Book from OKAYAMA JAPAN」を配信している。

C)ジョン・レノン ミュージアムの移転

D)京丹後の資源をフルに活かした地域ブランド「京丹後」の象徴的な事業として「京丹後ULTRA芸術祭」を企画及び実施する。また地元放送局と連動した音楽番組の企画制作にも取り組んでいく。
   ・開催時期:平成27年夏〜秋
   ・番組放送:平成25年から開始
   ・協賛:京都府、FM京都
 
以上