平成23年度事業報告 (平成23年4月1日〜平成24年3月31日) | ||
概 説 | ||
平成23年度の当会における活動は、これまでと同様監督官庁である総務省の施策を基本として行った。 昨年度までに実施してきた継続事業としては、当会の基本理念にある人材育成に基づいた事業である『全国学校放送ネットワーク(JSBN)』活動の支援、『音楽番組制作スタッフ養成アカデミー』を継続実施した。 公益目的支出事業として、平成23年3月に発生した東日本大震災の被災者支援及び復興支援を念頭におき、昨年宮崎県にて実施した『花火と音楽』イベントと、新しく『日比谷ライブ&マルシェ』を企画・制作し、それぞれ音楽番組の制作を企画、実施した。 また、地域活性を目的としたジョン・レノン・ミュージアムの移設マーケティングを沖縄に絞り実施した。 賛助会員者に対しては、これまで通り『BMCニュースリポート』を作成・送付し、音楽業界・放送を中心とするマルチメディア業界の動向などをリポートした。 | ||
事業計画 | ||
1.全国学校放送ネットワーク(JSBN)活動の支援 | ||
・ | 加盟校へ機関紙『JSBNプレス』の編集、発行を継続した。校内放送用コンテンツの頒布、音楽コンテンツや放送メディアに関する情報提供、アンケート調査の実施などの活動により、学校(生徒・教職員)間の交流を図った。 | |
2.音楽番組制作スタッフ養成アカデミー | ||
・ | 当会の理念のひとつである音楽番組制作事業に関する人材の育成を継続するため、アカデミーの主旨に賛同したライブハウス株式会社morph-tokyoでのライブコンサートにおいてアカデミーを実施継続した。 | |
・ | 下記3のイベント、宮崎及び日比谷においても番組収録現場にてアカデミーを実施した。 | |
3.東日本大震災の被災者支援及び復興支援イベントの企画制作及び番組制作 | ||
・ | 平成22年度、口蹄疫被害を受けている宮崎県において、都城市、西都市などの後援のもとに実施した花火と音楽のコラボレーションイベント『口蹄疫義援イベント〜水平線の花火と音楽』を企画していたが、東日本大震災を受け、『被災地から被災地へ 水平線の花火と音楽2』とし、被災者支援及び復興支援も含めたイベントへ変更し、実施した。寄付金の半分を東日本大震災の復興に充てた。 | |
・ | このイベントは株式会社宮崎放送、株式会社NHKエンタープライズと連動し音楽番組の制作も企画、実施した。 放送日:NHKBS2 平成23年12月10日放送 | |
・ | 来年度の継続開催の提案を行い、第3回の実施も決まった。 | |
・ | 新しく、東日本大震災の被災者支援及び復興支援イベント『日比谷ライブ&マルシェ』を企画。日比谷野外音楽堂にてライブを2日間、日比谷公園にてマルシェを3日間実施した。 ライブ(2日間):出演アーティスト24名。来場者6,000人。 都内の被災避難者3,100世帯へ案内状を郵送し、 応募者1,300人を招待。 マルシェ(3日間):被災地の物産品即売市。出店108店。 来場者26,000人。 売上約900万円。 | |
・ | このイベントは被災地のFM局と連動しラジオ番組の制作も企画、実施した。 放送日:エフエム岩手 平成23年12月19日 DataFM(仙台) 平成23年12月21日 ふくしまFM 平成23年12月22日 auリスモWEB専用チャンネルにて無料放送実施 | |
4.音楽番組の企画及び制作 | ||
・ | 上記3の番組のほか、地方からの音楽発信を目的とし、ニコニコ動画との提携により、まずは岡山から、地元ケーブルテレビ、ライブハウスの協力を得、『Love Ballad Book』として配信する企画及び制作を実施した。 | |
5.地域活性を目的とした放送音楽の調査研究 | ||
・ | 音楽を通した地域活性を目的とし、ジョン・レノン ミュージアムの移転を調査し、該当自治体、地元放送局などに提案・企画などを行った。 | |
6.『BMCニュースリポート』の発行 | ||
・ | 賛助会員各社に、日々発展している音楽業界・放送を中心とするマルチメディア業界の動向を『BMCニュースリポート』として月2回編集、発行した。 | |
7.一般財団法人への移行について | ||
・ | 特例財団法人から一般財団法人への移行認可申請を平成24年1月11日に行った。速やかに移行出来るよう進めて行く | |
以上 |