平成２０年度事業報告 （平成２０年４月１日〜平成２１年３月３１日）
概　説
平成２０年度の当会における活動は、これまでと同様監督官庁である総務省の施策を基本として行った。 昨年度までに実施した継続事業としては、当会の基本理念にある人材育成に基づいた事業である『学校放送ネットワーク』及び音楽テレビ番組「ＩＮＤＩＥＳ　Ａ−ＧＯ−ＧＯ」の制作、『人材育成アカデミー』を実施した。 新しい事業としては、地方都市の活性を含めた地域密着型の音楽番組イベントの企画などを実施した。 賛助会員者に対しては、これまで通り『ＢＭＣニュースリポート』を作成・送付し、音楽業界・放送を中心とするマルチメディア業界の動向などをリポートした。
事業計画
１．ブロードバンド社会における通信・放送のあり方に関する調査研究
	･	平成１６年５月にスタートさせた音楽テレビ番組「ＩＮＤＩＥＳ　Ａ−ＧＯ−ＧＯ」（提携：株式会社東京メトロポリタンテレビジョン）では、これまでと同様一般的メディアとは違った視点で番組を制作し、音楽番組の一層の充実を図った。
	･	一般メディアから発信されるランキング情報とは違った視点を持つミニ音楽番組「ＡＮＴＩ−ＲＡＮＫＩＮＧ．ＣＯＭ」（提携：株式会社東京メトロポリタンテレビジョン）を制作、動画共有サイトＹｏｕ　Ｔｕｂｅ日本版に東京ＭＸＴＶが持つブランドチャンネルへのアップを継続し、現在求められる情報提供の方法に関する利点、課題等を調査研究した。
	･	昨年度より開始した琉球放送株式会社のラジオ番組「夜ズバッ！！」の制作への参加を継続し、前項同様調査研究をした。
２．音楽番組制作スタッフ育成アカデミー
	･	当会の理念のひとつである音楽番組制作事業に関する人材の養成を継続するため、ライブコンサートや音楽番組収録のアカデミーを実施継続した。
	･	養成アカデミーの主旨に賛同した講師陣を迎え、前項１にて述べた音楽テレビ番組「ＩＮＤＩＥＳ　Ａ−ＧＯ−ＧＯ」の制作現場や、同じく賛同したライブハウス株式会社morph-tokyoでのライブコンサートの収録現場を受講現場とした。
３．携帯電話向け音楽コンテンツの充実と発展
	･	株式会社ＮＴＴドコモが行っている携帯電話向け音楽コンテンツ事業の一つであるメロディコールにスタート当初より音楽事業者の立場で参画してきたが、本年度も技術支援及び音質改善に関する評価・検証を継続した。
	･	また平成１１年度から同社の要請を受けて実施している、アカウントマネージャー１名の派遣（出向）についても継続した。
４．全国学校放送ネットワーク活動の支援
	･	約６００校の加盟校へ機関紙『ＪＳＢＮプレス』の編集、発行を継続した。校内放送用コンテンツの頒布、音楽コンテンツや放送メディアに関する情報提供、アンケート調査の実施などの活動により、学校（生徒・教職員）間の交流を図った。
５．音楽放送番組の企画及び制作
	･	社団法人日本青年会議所の全国大会に久保田利信、渡辺美里が出演するエンターテインメント面の制作補助を担い、その模様をコミュニティＦＭ局で放送する音楽番組を制作した。
	･	琉球放送株式会社と連携し、沖縄で開催された「RBC開局55周年アニバーサリープレイベント　ASKAシンフォニックコンサート」と連動させた音楽テレビ番組及び音楽ラジオ番組の制作を実施した。このコンサートでは、宜野湾市内の身体障がい者福祉協会、児童デイサービス事業愛育園などにチケットを寄贈した。
	･	同じく琉球放送株式会社との連携にて、渡辺美里音楽公演、草刈民代バレエ公演などを音楽番組としてコンサルティングを行った。
６．地域活性イベントの企画制作
	･	数か所の候補地から、県・市の協力が望める茨城県ひたちなか市において（茨城県共催、ひたちなか市、水戸市など後援）、地域活性を目的とした音楽と花火のコラボレーションイベントを企画、実施する。地元放送局である株式会社茨城放送、水戸コミュニティ放送株式会社（コミュニティFM局）などと連動した音楽番組の制作も企画、実施する。実施予定日は平成２１年５月
７．ワンセグ放送に係る調査研究
	･	生活に欠かせないアイテムとなってきたワンセグ放送によって放送される音楽番組の制作上の倫理、著作権などついて調査研究をした。
８．『ＢＭＣニュースリポート』の発行
	･	賛助会員各社に、日々発展している音楽業界・放送を中心とするマルチメディア業界の動向を『ＢＭＣニュースリポート』として月２回編集、発行した。
以上